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Posted by TI-DA at

2016年01月23日

ブラジル三人旅②。

ロスからサンパウロまでのフライト、約10時間。

特筆するほどの出来事もないほど、安心できる旅。

多少、長男が元気すぎてはしゃぐので、周囲に迷惑をかけないか気を遣うことはあるのだが。

ひとつ驚いたというか、いや~な感じだったことが。

長男がちょっと泣いたりぐずったりすると、

すかさず

「しーーーっ」

という乗客がいたのだ。

気のせいかと思ったが、長女も気づいて、目を見合わせたので間違いない。

私には、2年前、飛行機で4時間泣き続ける乳児の相手をしたという

輝かしい実績がある。

そのときも、周囲のほとんどの人が親切だったから(一部のCAにはいやな思いをしたが)、

最初は耳を疑った。

誤解を恐れずに言わせてもらうが、

たったこれくらいのちびっこのくずりで、

「しーーーーーっ」

てなことをするその大人の器の狭さが、ほんとに情けない、と思う。

確かに、機内での子どものぐずりは耳障り。

しかし、その子の親は、ありとあらゆる方法で、

我が子が周囲にご迷惑をおかけしないように、神経をとがらせているのである。

「しーーーーっ」ってやって2歳児がおとなしくあんな狭い椅子に10時間も座ってられたら、

なんの苦労もない。

機内食食べるのも、どんなに最新の注意を払っても、絶対にこぼす。

自分の席に座ってくれればいいのに、

必ず私の膝に座って食べるという。

もしくは、姉ちゃんのところがいい、という。

狭い機内の3シート分を、いったり来たり。

ゲームの画面も、

「アンパンマンがいい~!」と、ブログラムにないものを要求。

運よく、アンパンマン系の動物キャラいっぱいのお着換えゲームを探し出し、

コントローラーでカチカチやって喜ばせようと思うも、

そのコントローラーに興味を示し、手加減なくひっぱったり、叩き付けたりする。

数分、数秒ごとに変わる2歳児の予測不可能な要求に、

できうる限り対応しようと、こっちも必死。

すべては「周囲の皆様にご迷惑をおかけしないため」

なのだ。

だから、

「しーーーーーっ」

って子どもを制止しようとするお方に対し、

本当にがっかり、という気分なのだ。

ま、あまり気にしすぎたら、飛行機から親子共々飛び降りるしかないため、

基本、気にしない。

申し訳ない、と思うが。

ごめんなさい。

同じフライト、かつ近くの席になってしまった稀有なご縁。

しばしご辛抱御願い上げ奉る。

そんなこんなで、

特筆すべきこともなき、10時間の空の旅♪

無事、ブラジル・サンパウロ到着。

手荷物を受け取り、

グアリューリョス空港の、いつもの、あの風景を思い描いていたのだが、

なんだか違う。

なんだか、新しい。

全てが。

あれ?あれ?

と思いながら、スーツケースと子どもらを引き連れて外に出ると、

予定通り、義理姉夫婦とKちゃん(バツイチ主人の長女ちゃん)が出迎えてくれた。

違った風景だったのは、

新しいターミナルから出てきたから。

去年のワールドカップや、リオ五輪のために、

空港を拡張しているのだった。

たぶん、去年W杯の時にブラジルに行った主人から聞いてたかもしれないが、

実際自分の目で足で実感しないことには、記憶にも残らない。

ブラジルに到着し、

できればゆっくり空港で記念撮影などしたいと思うのだが、

いつも空港からは、足早に去る。

危ないからだ。

一度、こんな実話を聞いたことがある。

日本から帰ってきた日系人を、

空港からずっと後をつけて、

家に着いたところで、強盗。

確か命も・・・。

だから、あまり目立たないように、日本人だと思われないように

(外見はどうしてもごまかせないけど)

ささっと、行動したほうが良いのだ。

義理兄の運転する車にのり、車中でやっとカメラを取り出す。





長雨が続いていたという、ブラジル。

着いた日は曇り空だったが、お天気は良くなったほうだという。

ブラジル=真夏の太陽 

みたいなイメージを、いまだ持ってる私には、ちょっと残念。

でも、今回の滞在時間は2年前と違い、長い。

きっと、これぞブラジル、というあの暑さを味わえるはず。

そんな期待を胸に秘め。

サンパウロのお義母さん宅に着くころには、お天気もちょっと回復。



2年ぶりの、ブラジル滞在の、はじまりはじまり~。

~続く~  


Posted by ぶるーな at 22:47Comments(0)ブラジル旅行