2017年01月08日
Feliz Ano Novo 2017!!
新年あけましでおめでとうございます。
今年の正月、ある目標を立てた。
「母から着付けを習う」、こと。
母は美容師で、先月80歳にはなったものの、
かろうじて元気ではある。
しかし、ここ数年あきらかに老化と思われる諸々の行動がみられ、
姉と相談の上、母には車を手放してもらうことにした。
車でどこへでも出かけていた母から車を奪うのは
多少気が引けたが、近ごろあまりにも高齢者のからむ
交通死亡事故等を目にするので。
思い切って、母に車を卒業してもらうことにしたのだった。
免許書自体はまだ保有しているため、手放して数週間は
私の車をよく借りていたが、
乗り慣れていない私の軽自動車の、簡単な操作さえも
覚えるのに時間がかかり、よく私に怒られていた。
それに懲りたのか、私の車を借りることもぼぼなくなり、
バスやタクシー、そしてモノレールをよく利用するようになった。
そんな母に、これまで当たり前のように着付けやヘアカットを
やってもらっていた私。
もし、母の老化がもっと進んで、当たり前と思っていたことができなくなる。
そんな日も、そう遠くはないような予感がした。
もちろん、母にはいつまでも元気でいてほしいが。
後悔する前に、ちゃんと母から教えて頂けるものは積極的に受け取っておかねば。
そんな思いで、元旦に母に着付けをしてもらった。
娘三人も着付けてもらって、一緒に初詣。
母が着付けをする姿は、何十年も見てきたはずなのに、
いざ自分がやろうとすると、まったくわからない。
母にひとつひとつ教えてもらいながら、
見慣れてはいるが、名称と役割が一致しない数々のアイテムと格闘。
私の手際の悪さに、だんだんイライラする母。
言葉がきつくなると、今度は私が逆ギレし、「もういいっ!」
と終了になることがお決まりだったが。
今年は違う。
私は、ぐっと言葉を飲み込む。
この偉大なるお師匠さんから、今技術を伝授してもらわねば
きっと後悔する。
あくまでも謙虚に、謙虚に。。
とりあえず、3日間実家に通い、
短い時間ながら、着物に袖を通すことは実行できた。
元旦には、家族そろって(女性陣は)着物で初詣。
※着物なのに、おふざけポーズで面目ない。
さらに、成人式。
着付けを頼まれていた母の助手を志願。
荷物の持ち運びもあるので、送迎もかって出た。
3日間、少しは着物に触れていたおかげで、
なんとなくこれを使うんだろうな~と紐やらなにやらを手渡すも、
タイミングも合わず、突っ立ってることも多く。
助手じゃなく、監督してるねと嫌味も言われつつ。
ぐっとこらえて、弟子に徹する。
お正月の着付けとはまた違い、
振袖の華やかな着付けに魅せられる。
これまで何度も母に着付けてもらってきたが、
今度は自分の技術として身につけていこう。
この歳になっても反抗ばかりしてきた私だが、
助手をしたことで、心なしか母は嬉しそうだった。
これがきっと親孝行なんだな。
気づくのが遅れたけど、まだ間に合うはず。
いずれ娘たちに着付けをしてあげられる、
母のような母親に、私も。
Posted by ぶるーな at 22:06│Comments(1)
│Noticias do Cotidiano.
この記事へのコメント
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Posted by Georgespalk at 2024年10月26日 07:02